障がい者グループホームで新生活をはじめるときに「食事はどうすればいいのだろう？」と気になることはありませんか？

実は、大阪市には「生活支援型食事サービス事業」という制度があります。

対象となる障がいを抱えている場合、指定の配食事業者（お弁当の宅配業者）を利用すると、お弁当の配食が安くなる場合があります。

今回は、大阪市の「生活支援型食事サービス」のご紹介と、「レフィナ」のグループホームがある大阪市「城東区・旭区」の指定配食事業者をリストアップしました。

障がい者グループホームでの一人暮らしで「食事をきちんと取れるか不安がある」「お弁当の配食サービスを利用したい」方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

大阪市の生活支援型食事サービス事業とは？

大阪市の生活支援型食事サービス事業は、「見守り」を目的とした配食サービスで、要介護・要支援認定を受けている高齢者や障がい者が対象となります。

簡単に言うと、大阪市の指定するお弁当の宅配業者（配食事業者）が、当事者の「安否確認」と「配食（お弁当の宅配）」を行う事業となっています。

「世帯の年間総所得が150万円以下」、もしくは「市府民税非課税の世帯」である場合は、1食あたり400円を超える部分について150円分の軽減措置があります。

障がい者グループホームを利用される方の場合、障がい者手帳を取得していて、市府民税が非課税であることが多いので、大阪市から認定を受けると、配食サービスを安く利用できるメリットがありますよ。

①大阪市の生活支援型食事サービスの対象者は？

大阪市の生活支援型食事サービスの対象となるのは「高齢者」と「障がい者」で、以下の基準があります。

【高齢者の場合】

【障がい者の場合】

参考：大阪市公式HP「生活支援型食事サービス事業」より要約

障がい者グループホームを利用される方の場合、障がい者手帳を取得済みの方がほとんどかと思います。一度、お手持ちの手帳の等級を確認してみましょう。

障がい者グループホームへ実際に居住する場合は、住民票を異動することになりますので、「単身世帯」としての扱いになります。

よって、「単身世帯」としての対象条件はクリアしているので、手帳の等級次第で申請が可能です。

②大阪市の生活支援型食事サービス事業の利用条件は？

次は、生活支援型食事サービス事業の利用条件について確認していきましょう。

大阪市の生活支援型食事サービス事業の利用条件は、

参考：大阪市公式HP「生活支援型食事サービス事業」より引用

この二つが利用条件となっています。

たとえば、身体的な障がいを抱える方の場合、スーパー等への買い出しが困難になっている状況であれば、利用条件に当てはまります。

精神障がいを抱えている場合は、買い出しの際に周囲の目線に不安を感じる、人の多い雑踏にストレスを抱える状況であれば、配食サービスの利用条件に当てはまるでしょう。

ただし、実際にサービスが支給されるかどうかは大阪市の行政側の判断となります。

利用を希望される場合は、グループホームへの転居後に、グループホームが所在する区の区役所障がい福祉課の窓口で相談してみましょう。

③週間利用食数と利用期間について

配食サービスが利用できる日数は、大阪市の行政側で決定されます。無制限に利用できるわけではない点に注意が必要です。

1週間に何食まで利用するか（週間利用食数）、支給の上限が定められているため、指定された日数で生活支援型食事サービス事業を利用しましょう。

利用期間は、障がい者の区分の場合「生活支援型食事サービスの利用決定日から3年間」となっています。

高齢者区分の場合は「生活支援型食事サービスの利用決定日から要介護（要支援）認定の有効期間終了日に3箇月を加えた月の末日まで」が利用期間です。

高齢者の方の場合は、要介護（要支援）認定の有効期間が終了しないかぎりは、サービスを利用し続けることができますよ。

④生活支援型食事サービス事業の申請方法

大阪市の生活支援型食事サービス事業の利用申請を行うには、お住まいの地域への配達が可能な、指定の配食事業者へ電話で連絡し、利用の問い合わせを行います。

問い合わせで「お弁当の配達と生活支援型食事サービスの利用が可能か」確認し、各区役所の福祉課、障がい福祉課の窓口に相談した上で、申し込むとよいでしょう。

高齢者の方で担当のケアマネージャーがいる場合は、ケアマネージャーへご相談ください。

【ご利用にあたっての注意事項】

大阪市指定の城東区・旭区の指定配食事業者のリスト

今回は「レフィナ」が運営する「レフィナ関目・森小路」がある「城東区」と「旭区」の指定配食事業者のリストを一覧にしました。

障がい者グループホーム「レフィナ」に入居中の方や、これから入居される方は、申し込みの際の参考としてお使いください。

【城東区】

①ライフデリ大阪城東店

【ライフデリ大阪城東店の基本情報】

【ライフデリ大阪城東店の特徴】

高齢者向けの配食サービス・宅配弁当を手掛ける大手配食事業者の「ライフデリ」大阪城東店（株式会社OneNeed）です。

普通食は1食あたり「おかずのみ（税込600円）」「ごはんセット（税込650円）」で注文でき、他にも「カロリー調整食」「腎臓食」「やわらか食」「ムース食」など、疾患ごとに合わせたメニューを提供しているのがポイント。
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「おかずのみ」か「ごはんセット」のどちらかを選ぶことができ、ご飯を炊く習慣がある方は「おかずのみ」でリーズナブルにすることができますし、一括でお願いしたい場合は「ごはんセット」を選ぶとよいでしょう。

「普通食」コースは、「宅配料無料」「1食から配達可」「配達は昼食・夕食の2回」で宅配弁当を依頼することができます。

ライフデリ大阪城東店は、城東区内の配達を受け持っている大阪市の指定配食事業者のため、生活支援型食事サービス事業の対象店舗となります。

お弁当の味もよく、栄養バランスの取れた献立になっていて、城東区の配食サービス事業者のなかでもとくに口コミ評価の高いお店になっています。

②まごころ弁当大阪中央店

【まごころ弁当大阪中央店の基本情報】

【まごころ弁当大阪中央店の特徴】

大阪市内を中心に、高齢者向けに配食サービスを提供している「まごころ弁当大阪中央店」です。

主に和食を中心としたお弁当のラインナップがあり、「普通食」「小町」「糖質カロリー調整食」「ムース食」のコースを提供しています。

大阪市生活支援型食事サービスの指定店舗で、大阪中央店の配達エリアとして「城東区」も対象に含まれています。

普通食で「おかずのみ　税込550円」「おかずとごはん　税込621円」で提供されており、お安い価格設定も嬉しいポイント。

基本的には高齢者向けの配食サービスのため、おかずのみで200～300カロリー、ご飯付で450～550カロリーと低カロリーのお弁当になっており、少食な方におすすめします。

【令和６年度　城東区の配食指定業者一覧】

【旭区】

①宅配クック123大阪・ほっとベース店

【宅配クック123大阪・ほっとベース店の基本情報】

【宅配クック123大阪・ほっとベース店の特徴】

高齢者専門の宅配弁当を手掛ける「宅配クック123」系列店の大阪・ほっとベース店です。

普通食が「ご飯つき　税込648円」「おかずのみ　税込み577円」となっており、旭区が配達対象地域に含まれています。

他にも「幸たんぱく食」「健康ボリューム食」「カロリー・塩分調整食」「たんぱく・塩分調整食」「透析食」などのコースがあります。

また同一住所内に就労継続支援B型のテナント（就労継続支援B型ほっと・ベース）があり、高齢者向けお弁当の盛り付けや配達を行っていることから、障がい者の就労支援にも繋がります。

「宅配クック123」の公式ホームページからの注文も可能となっています（前日の17時までで翌日配達、17時以降は翌々日の配送）。

②友・遊べんとう城東

【友・遊べんとう城東の基本情報】

【友・遊べんとう城東の特徴】

特定非営利活動法人友・遊が運営する「友・遊べんとう城東」は、主に城東区周辺を対象に高齢者・障がい者へのお弁当の配達を手掛ける非営利法人です。

利用対象は「城東区とその周辺地域にお住まいのおおむね６５歳以上の方と障害者手帳をお持ちの方（公式サイトより引用）」となっています。

お弁当の配達日は、「月～金の平日（祝祭日を含む）」で、昼食は「午前11時～12時」、夕食は「午後3時半～5時」まで、手渡しでの配達となります。

一食分の料金は、大阪市支援型食事サービス該当者の場合「550円」、軽減対象の非課税・低所得世帯の場合は「400円」です。（2024年3月時点の情報）

主に城東区が対象ですが、周辺地域として旭区（森小路）が含まれる可能性がありますので、問い合わせてみるとよいでしょう。

【令和6年度　旭区の配食指定事業者一覧】

大阪市城東区・旭区で障がい者グループホームをお探しなら「レフィナ」へ

今回は、「大阪市の生活支援型食事サービス」の概要や、「城東区・旭区の指定配食事業者」について解説しました。

障がいを抱えていたり、高齢などの理由で買い出しが難しい場合は、こうしたお弁当の配食サービスや支援制度を活用してみてください。

障がい者グループホーム「レフィナ」では、新規入居者を随時募集しております。

「レフィナ」が運営するグループホームは「レフィナ関目」「レフィナ森小路」の2棟があり、大阪市内の「城東区・旭区で一人暮らし」をはじめることができます。

障がい者グループホームですが、従来の一軒家で共同生活を送るのではなく、サテライト住居に近い形で運営しておりますので、ワンルームの個室を「ご自身の生活スペース」としてご利用いただけます。

「収納付きホワイトベッド」「在宅ワーク用のデスク」「チューナーレススマートテレビ」「電子レンジ」「ミニ冷蔵庫」など、お洒落な家具・家電付の障がい者グループホームです。

「レフィナ森小路」はご好評につき満床となりましたが、今後も旭区周辺でグループホームの新規オープン予定がございます。ぜひお問い合わせや見学にお越しください。

大阪・北浜にあるモデルルームの見学や、現地見学のご案内はいずれも無料でご予約いただけます。

下記のボタンから、「お名前」「電話番号」「メールアドレス」を記入し、お問い合わせ内容にチェックを入れるだけでカンタンに問い合わせができますよ。

大阪市城東区・旭区で「一人暮らしをはじめたい」とお考えの障がい当事者の方は、ぜひ障がい者グループホーム「レフィナ大阪市城東区」までご相談くださいませ。