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障がい者グループホームと入所施設(障害者支援施設)の違いを知ろう

障がい者の方が入居できる施設には、「障がい者グループホーム」「入所施設(障害者支援施設)」の2種類があります。

「グループホーム」と「入所施設(障害者支援施設)」のどちらに行けばいいか、迷っている当事者やご家族の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「障がい者の方に居住や生活の場を提供する」という意味ではどちらも同じですが、それぞれの施設の特徴や制度は大きく異なります。

とくに「障がい者グループホームと入所施設(障害者支援施設)の違い」は、居住系の福祉サービスではよく寄せられる質問です。

今回は「障がい者グループホーム」と「入所施設」の違いについて、それぞれの特徴をまとめました。

施設選びの参考にしていただければ幸いです。

入所施設(障害者支援施設)とは?

入所施設は、2006年に施行された「障害者自立支援法」により誕生した障がい者施設で、正式名称を「障害者支援施設」と言います。

主に「施設入所支援」「施設障がい福祉サービス」の制度を利用し、日中・夜間を通して、職員から生活の介助やサポートを受けながら暮らすことができるのが入所施設です。

グループホームとの明確な違いは、利用できる障害支援区分が定められており、「障害支援区分が4以上(4~6)」の方が利用対象者となります。

そのため、入所施設は、日常的な介助・支援をより必要とする重度の障がいを抱える方が利用する施設となっています。

一方の、障がい者グループホームは、「1~6」のすべての障害支援区分の方が利用できます。

実際の利用においては、グループホームは地域生活への移行を目指す施設でもあるため、おおむね「1~4」までの軽度~中程度の症状の方がグループホームを利用されやすい傾向があります。

障害支援区分の等級が4以上の場合に、障がい者グループホームだけではなく、入所施設へ入所することも可能になる、と覚えておくとよいでしょう。

入所施設(障害者支援施設)と障がい者グループホームの違い

では、入所施設(障害者支援施設)と障がい者グループホームの違いについて見ていきましょう。

それぞれの特徴で異なる点は、

①障害の程度
②運営する法人・団体
③施設規模
④月額の費用
⑤行動の制限(生活の自由度)

の5点になります。

それぞれの違いを下記の表にまとめておりますので、ご覧くださいませ。

入所施設(障害者支援施設) 障がい者グループホーム
障害の程度  重度 軽度~中程度
障害支援区分 区分4以上(4~6) 障害支援区分の定めなし(1~6)
運営する主体
(法人・団体)
社会福祉法人・国・地方自治体 株式会社・合同会社・社会福祉法人・NPO法人・一般社団法人・などの法人格
施設規模 中~大規模 小規模
利用者数の目安 20~200名(1施設あたり) 2~10名以下(1住居あたり)
月額費用 7~8万円
※補足給付あり
8~10万円
※月額1万円の家賃補助制度あり
行動制限
(生活自由度)
制限が多い
施設内の自由度は低い
制限は少ない
施設内の自由度は高い

①障害の程度

先ほどご紹介しましたように、「入所施設(障害者支援施設)」は、「障害支援区分が4以上」の方が利用対象となりますので、障害の程度としてはより重度の方が利用する施設です。

一般的には「1~4」までの障害支援区分の方が「障がい者グループホーム」、等級が「4~6」の方が「入所施設」を利用する傾向にあります。

障がい者グループホームは、当事者が地域で自立した暮らしを送るための施設であるため、実際の住環境は、アパートやマンション、戸建て住宅の一室となります。

当法人(障がい者グループホーム「レフィナ」)のように、賃貸アパートの個室を借り上げて、「一人暮らし」に近い形で生活する障がい者グループホームもあります。

そのため、支援があれば自立した生活が送れる「軽度~中程度」の障がい者の方が、比較的グループホームを利用されやすいと言えます。

ただし、障害支援区分の等級が「4以上」であっても、受け入れを行っている障がい者グループホームは数多くあります。

「レフィナ」への入居を希望される方で、障害支援区分の等級でお悩みの場合は、まずはお問合せにてご連絡いただければと思います。

「レフィナ大阪市城東区」では、軽度~中程度の障がいを抱える方の受け入れを行っておりますが、障がいの種類や状態によっては、受け入れ可能なケースもございますので、ご相談ください。

※空室状況や職員側の受け入れ体制等により、入居の確約はいたしかねます。予めご留意くださいませ。

②運営する主体(法人・団体)

入所施設(障害者支援施設)については、設立できる運営団体が限られており、「国」「地方自治体(市町村など)」「社会福祉法人」のみとなります。

実態としては、社会福祉法人による運営が9割以上を占めており、国の方針としても「入所施設は段階的に縮小し、障がい者が地域生活へ移行できるようにする」流れがあります。

一方で「障がい者グループホーム」は、株式会社や合同会社、社会福祉法人や一般社団法人、NPO法人など、「法人格」を持つ団体であれば、開設が可能です。

福祉事業の関係者や法人団体がグループホームを併設することも多いですが、「株式会社、合同会社」など、ビジネスとしてグループホームを経営しているケースもかなり多いと言えます。

ビジネス目的でのグループホームの開所が一概に悪いわけではありません。

ですが、福祉の現場での支援経験がないままにグループホームを開業し、利用者にずさんな対応を取るグループホームの事例も過去にはありますので、入居先のグループホームの情報収集は必ず行いましょう。

障がい者グループホーム「レフィナ」は、大阪・北浜の就労A型「リリーフ」と同じ運営元(株式会社レジリエンス)により開所しております。

障がいを抱える方の対面での支援経験や実績もございますので、ご入居の際は、安心してご応募くださいませ。

③施設規模

障がい者グループホームと入所施設の大きな違いとして「施設の規模」が挙げられます。

障がい者グループホームは、1住居あたりの利用者数は「2人~10人以下」と少人数であるのに対し、入所施設は少なくとも20~40名以上、多いところでは100~200人規模の入所施設もあります。

利用者数が多くなればなるほど、一人ひとりの希望に沿った個別の支援は難しくなり、対応できる職員の数が限られているため、細やかな配慮までは受けづらい傾向にあります。

障がい者グループホームは、一つの住居あたりの利用者数は「3~5」名程度のところが多く、世話人や担当者がかならず1人は付きます。

一人ひとりのニーズに合わせた支援が可能なので、施設生活の要望に対して配慮が得やすいメリットがあります。

入所施設は集団での生活が前提となる施設ですが、近年の障がい者グループホームは「ワンルーム」で個人の生活スペースをしっかり確保しながら暮らせるところが増えています。

障がい者グループホーム「レフィナ」は、全室ワンルームのお部屋を提供しており、入居者の方の外出は自由です。お買い物や休日のお出かけもOK。

外泊(1泊2日以上)の場合も、事前に職員にお申し出いただければ、問題ございません。

お一人の生活スペースを確保したり、行動制限の少ない施設を選びたい場合は、入所施設ではなく、ワンルーム型の障がい者グループホームを選ぶとよいでしょう。

 

④月額費用

入所施設(障害者支援施設)の場合、施設を利用するための月額費用の上限が定められており、「54000」円が上限となります。

これに加えて、施設での日用品費やレクリエーション費、ご自身でのお小遣いや外出費などを含めて「2万円」程度と考えると、入所施設の月額費用は「7~8」万円となります。

入所施設の実際の利用においては、「障害年金(1級・2級)」と「就労B型の工賃」で暮らせるような制度設計になっています。

また障がい者本人が「障害年金以外は無収入」であっても、「補足給付」を国が行うため、かならず障がい者本人の手元にお金が残る仕組みになっています。

一方のグループホームは、施設ごとに利用料が異なりますが、賃料相場が「3~5万円」で、水道光熱費が「1万円」、食費と日用品費で「2~3万円」。

月額のグループホーム利用料はおおむね「6~8」万前後が相場と言えます。

これに加えて、個人出費(服飾費、理美容費、通院費、交通費、娯楽費)などを含めると、「8~10」万前後が、グループホームの1ヵ月に掛かる費用です。

障がい者グループホームを利用される場合、ほとんどの方が「低所得」の区分での入居になります(障がい者の単身入居の場合、給与収入が204万4千円以下で「低所得」の区分)。

その場合は、国による月額1万円の家賃補助制度を受けられますので、家賃を抑えて入居できます。

障がい者グループホームの実際の利用においては、障害年金と就労A型、もしくは障がい者雇用の給与収入と組み合わせることでグループホームでの生活は十分に可能です。

また障がい者本人に収入がない(もしくは就労B型の工賃収入と併せても足りない)場合は、生活保護による入居をご検討ください。

障がい者グループホーム「レフィナ大阪市城東区」では、大阪・北浜の就労A型「リファイン(Refine)」「リリーフ(Relief)」と提携しており、就労A型の在宅ワークのお仕事をご紹介可能です。

就労A型「リリーフ」はご好評につき、定員が満員となりましたので、2024年9月より姉妹事業所として就労A型「リファイン」が開所する予定となっております。

就労A型「リファイン」でのお仕事は、営業リストに沿ってメールをお送りいただく「メール送信業務」の職種で募集しており、基本的なPC操作が可能な方であれば、どなたでもご応募できます。

こちらの就労A型「リファイン」での収入と、「障害年金」による収入を組み合わせることで、障がい者グループホーム「レフィナ」の利用料をお支払いいただけます。

就労A型「リファイン」の想定収入は、月間の出勤日数が20日以上(週4~5日、休日あり)で、1日2時間の在宅勤務となりますので、2時間×20日=40時間(月間労働時間)

大阪府の最低賃金「1064円」(2024年8月時点)で計算すると、1064円×40時間=42560円。

さらに通信費の補助として月額1500円を支給いたします(※)ので、就労A型「リファイン」での収入は、「44560円」以上となります。

※無料Wi-Fi端末の貸し出しを受けない場合。

障害基礎年金2級の支給額が約「6万5千円」ですので、就労A型「リファイン」の収入を加えると「約11万円」となり、障がい者グループホーム「レフィナ」で生活しながら貯蓄ができる計算になります。

大阪・北浜の就労A型「リファイン」での勤務をご希望の場合は、下記の採用情報をご確認の上、エントリーいただければと思います。

「レフィナ」への入居相談の際に、就労A型「リファイン」の利用相談も可能ですので、お問合せや、現地見学の際に担当者までお尋ねください。

⑤行動制限(生活自由度)

入所施設(障害者支援施設)の特徴として、「施設内で当事者の生活が完結する」という点があります。

入所施設では、夜間の介助・ケアだけでなく、日中も「生活介護」や「自立訓練」、「就労支援(就労A・B型の作業所)」を併設の施設内で行います。

入所施設には、こうしたデイサービスや就労支援施設などが併設されているため、施設外に出ることなく当事者の生活が完結します。

その反面、施設の外とのつながりが希薄になりやすいデメリットがあります。

スタッフの同行援護や移動支援により、施設外での買い物等も可能ですが、職員や他の利用者の都合に左右されやすく、入所施設では一日のスケジュールに制限が多いと言えます。

障がい者グループホームは施設ごとによってルールがまちまちですが、基本的に短時間の外出は自由です。

グループホームの施設内で過ごすだけでなく、施設の外とも繋がりを持ちやすいのがメリットと言えるでしょう。

障がい福祉において、グループホームは「居住の場を提供する」という意味合いが強く、日中活動は、当事者が希望する外部の障がい福祉サービスを自由に組み合わせて生活できます。

障がい者グループホームと提携する作業所や生活介護の施設があったとしても、かならずしも提携先の事業所に通わなくてはいけないわけではありません。

障がい者グループホーム「レフィナ」では、大阪・北浜の就労A型「リファイン」をご案内しておりますが、既に通われている他の作業所がある場合、居住面のみ「レフィナ」をお使いいただくことも可能です。

「大阪市内で一人暮らしをはじめたい」とお考えの障がい当事者の方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。

「レフィナ」で「在宅ワーク」×「一人暮らし」をはじめよう!

今回は、「障がい者グループホームと入所施設の違い」についてご紹介しました。

障がいを抱える方が、自立に向けてグループホームや入所施設を利用する場合、後悔のない施設選びが大切です。

障がい者グループホーム「レフィナ」は、大阪・北浜の就労A型「リファイン」「リリーフ」と提携し、お部屋のなかで「在宅ワーク」が行えるグループホームです。

大阪市内で「在宅ワーク」×「一人暮らし」ができる障がい者グループホームは、実はかなり珍しく、「レフィナ」のおすすめポイントです。

在宅ワーク用の「収納棚・引き出し付きのデスク」や、すぐにベッド生活をはじめられる「ヘッドボード付のホワイトベッド」電子レンジやミニ冷蔵庫も完備しております。

余暇の時間には「32インチ スマートテレビ」を備え付けており、NETFLIXやYouTubeを視聴して気分転換もできますよ。

お部屋に備え付けている家具・家電はすべて無料でお使いいただけます。

障がい者グループホーム「レフィナ」に入居すれば、就労A型「リファイン」の在宅ワークで収入を得ながら、大阪市内の一人暮らしをすぐにスタートできます。

障がい者グループホーム「レフィナ」は、大阪市城東区「レフィナ関目」、大阪市旭区「レフィナ森小路」の2棟に加え、2024年9月から新設される「レフィナ新森古市」での募集がスタートしました。

いずれも空室状況に合わせて、お好きなお部屋をご案内可能です。

ぜひ大阪・北浜のモデルルームの体験会や、城東区・旭区のグループホーム「レフィナ新森古市・関目・森小路」の現地見学にお越しください。

大阪市城東区・旭区は、街並みも落ち着いていて暮らしやすいエリアですので、はじめての一人暮らしにもぴったりの地域です。

障がい者グループホーム「レフィナ」で、「在宅ワーク」×「一人暮らし」の新生活をはじめてみませんか?

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