1. HOME
  2. 事業所ニュース
  3. 暮らしのご案内
  4. 近隣・利用者間トラブルを防ぐ! 障がい者グループホーム入居者マナー

WORKS

事業所ニュース

暮らしのご案内

近隣・利用者間トラブルを防ぐ! 障がい者グループホーム入居者マナー

障がい者グループホームに入居して暮らしはじめると、マンション・アパート・戸建て住宅など、近隣住民や他の入居者がいる中で生活を送ることになります。

たとえば、障がい者グループホーム「レフィナ大阪市城東区」では、一般のマンションやアパートの一室を借り上げ、入居希望の方にワンルームのお部屋をご提供しております。

こうした集合住宅などで起きやすいと言われているのが「近隣トラブル」です。

今回は、障がい者グループホームで暮らす際の入居者マナーをまとめました。

マナーを守って生活することで、近隣トラブルを未然に防ぎ、グループホームで心地よく暮らすことができます。

また障がい者グループホームで起きやすい「利用者間トラブル」を防ぐマナーもご紹介しますので、よかったらチェックしてみてください。

障がい者グループホームで気を付けたい、2種類のマナー

障がい者グループホームで気を付けたいマナーには2種類があって、

①障がい者グループホームの施設マナー
②賃貸住宅・集合住宅の生活マナー

この2つがポイントになります。

障がい者グループホームの施設マナー

障がい者グループホームに入居する場合、一般の賃貸物件と違うところは、同じ建物の敷地内にグループホームの他の入居者が生活している、という点です。

障がい者グループホームでは、様々な事情があって入居している方がいらっしゃいますので、お互いの生活圏やプライバシーを守って暮らしていただくことが重要です。

障がい者グループホームの施設として守っていただきたいマナーは、

①他の入居者の情報を他人に教えない
②入居者同士の連絡先の交換は控える
③他の入居者の部屋に訪問しない
④敷地内に無断で友人等を招かない
⑤職員や入居者への暴言・暴力は避ける
⑥長期の外出・外泊の際は申し出る

この6つです。

①他の入居者の情報を他人に教えない

障がい者グループホームでは、同じ建物の敷地内にグループホームの他の入居者の方が生活していることがあります。

障がい者グループホームの入居者のなかには、「グループホームに入っていることを他人に知られたくない」と考える当事者の方もいらっしゃいます。

こうしたグループホーム内で知り得た情報を他人(身内や家族を含む)に教えることは、当事者のプライバシーや人権侵害にかかわる問題ですので、厳禁です。

むやみに他の入居者のことを、グループホームの外部のひとに話したり、SNSやブログなどの不特定多数の人が閲覧するサイトに書き込まないよう、ご注意ください。

②入居者同士の連絡先の交換は控える

グループホームで生活するときに気を付けたいマナーとして「入居者同士での連絡先の交換を控える」ことが挙げられます。

これはグループホームだけでなく、「就労A型・B型、就労移行」など、あらゆる障がい者施設に言えることですが、連絡先を交換することで利用者間のトラブルが起きやすくなるため、「原則禁止」とする施設がほとんどです。

たとえば、精神的な症状から依存関係に陥りやすかったり、他の入居者との関わりを望んでいないにも関わらず、連絡先の交換を持ち掛けられたことで不安になるケースが、トラブル事例として取り上げられています。

障がいによっては、自らで意思表示することが難しく、コミュニケーションを望まない場合でも断ることができないケースもあります。

あくまで一般の賃貸住宅と同じように、ご近所に暮らしている住人の方として、簡単に挨拶したり、立ち話をする程度に留めておくとよいでしょう。

③他の入居者の部屋に訪問しない

グループホームで生活するなかで、他の利用者の方が住んでいるグループホームの場所や部屋番号が分かることがあります。

同じ作業所に通っている利用者同士で親しくなるケースもありますが、グループホームの敷地内では、他の入居者のお部屋への訪問、立ち入りはご遠慮ください。

仮にどれだけ親しくなっても、ちょっとしたすれ違いで対人トラブルに発展することがありますし、お部屋に集まって会話などをしていると、近隣の一般住民の方から騒音の苦情が入ることもあります。

他の入居者の部屋に無断で訪問することは、賃貸住宅ではマナー違反の行為となります。

知人であってもなくても、予告のない訪問は入居者にとって大きなストレスが掛かります。

入居されるご本人さまが、グループホームで安心して暮らせなくなっては本末転倒ですので、マナーを守って施設をご利用ください。

仮にお部屋が隣接する場合で、他の利用者の方の騒音や迷惑行為があった場合、かならず運営側が介入を行って対処いたします。

苦情などがある場合、すぐにグループホーム職員や担当者までご連絡ください。

ご利用者の安全のため、緊急の場合は直通のお電話をご利用いただけます。

職員側で対処いたしますので、他の入居者の室内へ直接訪問する必要はございません。

④敷地内に無断で友人等を招かない

グループホームのお部屋では、修理業者や点検業者などを除き、基本的に外部からの訪問や立ち入りが行われることはありません。

これはグループホーム入居者の方のプライバシーを守るためでもありますし、対人トラブルや近隣トラブルの発生を防ぐ意味もあります。

一人暮らしのお部屋で暮らしていると、孤独感から休日に友人を招きたくなることもあるかと思います。

しかし、あくまでもグループホームの施設としてお貸しするお部屋ですので、外部からの友人やご家族などを無断でお部屋に呼ぶことはお控えください。

ご家族やご親族、パートナーなど、身内の方からの訪問がある場合はグループホーム職員まで、連絡ツールのSlack(スラック)などでお申し出ください。

場合によっては、職員が立ち会いやご挨拶を行うケースもございます。予めご了承ください。

⑤他の入居者や職員に対する暴言・暴力は避ける

グループホームで生活していると、日常的に職員と接する機会が多くなります。

一般に、どの障がい者グループホーム施設であっても、かならず「世話人」と呼ばれる、入居者さまのお困りごとを相談する職員が配置されています。

たとえば障がい者グループホーム「レフィナ」では、ご利用者の方の都合がよい日中の時間に、体調確認や聞き取りのため、「世話人」がお部屋に訪問いたします。

応対の時間は10~20分程度の短時間ですが、平日は「世話人」と面会する場面が多くなります。

世話人は、なるべくご利用者の方の体調などに配慮し、身の回りのお世話をいたしますが、「職員が思うように対応してくれなかった」「訪問をストレスに感じる」など、支援の面でご不満を抱くケースがあるかもしれません。

そういったときに職員に対して暴言や暴力によって苦情を訴えることはぜったいにおやめください。場合によっては強制退去となることもございます。

他の入居者の方に対しても同様で、職員や入居者への苦情・ご不満がある場合は、管理者までお電話やチャットツールにてお知らせください。

⑥長期の外出・外泊の際は申し出る

障がい者グループホーム「レフィナ」で生活する場合、一人暮らしと同じように外出は自由となっております。

ただし、1日24時間以上の長期の外出・外泊の際は、職員まで事前にお申し出ください。

たとえば、休日にご家族や友人の家に外泊する場合や、体調不良のためしばらくグループホームを空けて、実家で静養される場合などにお申し出いただければと思います。

仮にグループホーム側が実態を把握しないまま、ご本人さまが行方不明になってしまった場合、ご本人に関係のある方へのご連絡や、場合によっては捜索願いを提出するケースも考えられます。

1日(1泊2日)以上の外出・外泊の際は職員まで事前にご連絡いただければ、まったく問題ございませんので、職員や担当者までお申し出をお願いいたします。

障がい者グループホームの施設マナーのご説明は以上となります。

賃貸住宅・集合住宅の生活マナー

つづいて、賃貸住宅・集合住宅の生活マナーについて見ていきましょう。

戸建てタイプのグループホームの場合は、グループホームの施設マナーを守ることで暮らしていくことができます。

一方で、「ワンルーム」タイプや「サテライト住居」型の障がい者グループホームの場合、グループホームの施設マナーに加えて、賃貸住宅・集合住宅の生活マナーを守る必要がございます。

こちらは一般的な一人暮らしをする際のマナーと同じものなので、過去にお一人暮らしを経験された方にとっては、確認のためのチェックリストとなります。

これからはじめて「一人暮らし」をされる方は、集合住宅の生活マナーを守ることで、障がい者グループホームから、一般の賃貸住宅に移行する際に役立ちます。

賃貸住宅・集合住宅の生活マナーのリストは、

①早朝や夜間の騒音に注意する
②生活騒音をなるべく減らす
③ゴミ出しのルールを守る
④郵便受けのチラシや私物を共有部に置かない
⑤決められた場所に駐輪する

この5つです。

①早朝や夜間の騒音に注意する

賃貸住宅や集合住宅で近隣トラブルが発生する一番の原因は「騒音」だと言われています。

とくに午前7時までの「早朝」や、午後8時以降の「夜間」は、騒音に注意しましょう。

たとえば、洗濯機での「洗濯」は、アパートの上下左右のお部屋に響くものなので、なるべく午前8時~午後8時までに済ませておくようにしましょう。

集合住宅では、様々な生活時間帯で暮らしている方がいらっしゃいます。一般的な日中の勤務時間帯ではなく、夜間帯に勤務されている方や、在宅でお仕事をする方もいます。

一旦、騒音でもめてしまうと、そのお部屋で暮らしていくことが窮屈に感じたり、場合によっては対人トラブルへと発展するため、用心するに越したことはありません。

騒音の時間帯で問題になりやすいのは、掃除機やドライヤーなどの家電製品で、午後10時以降~午前7時までは、なるべく使用を避け、必要最小限に留めるようにしましょう。

②生活騒音をなるべく減らす

マンションやアパートのお部屋で暮らす以上、ある程度の「生活音」はかならず発生するものですが、なるべくその音が小さくなるように工夫してみましょう。

たとえば、テレビやタブレット端末、スマートフォンなどで動画などのコンテンツを視聴する場合、イヤホンやヘッドホンを着用して視聴することをおすすめします。

また扉や窓、網戸などを開閉するときは、音が出ないようにゆっくりと開閉を行うのが、集合住宅でのマナーです。

室内でスマートフォンや携帯で通話する場合も、20分以上の長電話や早朝・夜間帯でのお電話は一度、お部屋を出て建物の外で通話を行いましょう。

グループホームのお部屋によっては、左右の壁が薄いこともあり、通話の内容が筒抜けになってしまうと、個人情報保護の観点からも好ましくありません。

またお部屋のなかで職員と会話する際も、意識的に声量を落としたり、大きな声は控えるなどの対策を取るとよいでしょう。

普段から生活騒音に気を付けて暮らすことができれば、一般賃貸への移行の際もスムーズになりますよ。

③ゴミ出しのルールを守る

集合住宅では、マンションやアパートごとにゴミ出しのルールが定められているので、ごみの出し方や収集日を守るようにしましょう。

たとえば可燃の普通ごみや、ビン・カンなどの不燃物、スプレー缶などの危険物は、分別してからゴミ出しを行うところがほとんどです。

マンションやアパートのエントランス、エレベーターの掲示板などにゴミ出しのルールや決まり事について掲示されていますので、確認しておきましょう。

ごみの収集日は曜日ごとに決められていますので、指定の曜日の回収時間までにごみを出しておきましょう。

ごみ出しのルールを守らない場合、建物の管理人から口頭で忠告されたり、指定の場所以外に放置すると、カラスがごみを散乱してしまうケースもあるので、注意が必要です。

周辺の住民がゴミ出しのルール違反を見つけると、よくない噂を立てられ、暮らしにくくなってしまうことも考えられますので、必ずマンションやアパートの建物のルールには従ってください。

④郵便受けのチラシや私物を共有部に置かない

マンションやアパートにはそれぞれのお部屋の「専有部」と、エントランスや廊下など、他の住人と使う「共有部」があります。

「共有部」は、ご自身だけでなく他の住民も使用するエリアのため、一定のマナーが必要です。

たとえばエントランスの郵便受けに「チラシ」などが入れられていることがありますが、不要だからといって、そのまま床に放置したりしないようにしましょう。

また共有部となる「廊下」に私物を放り出して、長時間放置することは通行の妨げになりますのでお控えください。

意外に見逃されがちですが、お部屋の「バルコニー(ベランダ)」は「専有部」ではなく、共同で使用する「共有部」として法律で定められています。

とくに「バルコニー」で問題になりやすいのは「喫煙」で、干した洗濯ものに臭いが付いたり、健康を損なうおそれがあります。

「喫煙」は、とくに集合住宅における住民間トラブルのきっかけになりやすいので、かならず敷地外の喫煙可能なエリアで行うようにお願いいたします。

⑤決められた場所に駐輪する

マンションやアパートで自転車などを駐輪する場合は、かならず駐輪場の所定の位置に戻すようにしましょう。

障がい者グループホーム「レフィナ」では、入居者の方がご自由に使える共用の自転車をご用意しております。

駐輪場以外の場所に自転車を停めてしまうと、他の住民や歩行者の通行を妨げることになりますし、他の入居者の方が自転車を見つけられず利用できなくなってしまうこともあります。

一旦、苦情が出てしまうと管理会社へ通告されることも少なくありませんので、駐輪ルールを守ってご使用ください。

ご自身で自転車やロードバイクなどをお持ちの場合、自室の玄関前に置いておきたい方もいらっしゃるかと思いますが、廊下への駐輪はお控えいただくようお願いします。

障がい者グループホーム「レフィナ大阪市城東区」で一人暮らしをはじめよう

障がい者グループホーム「レフィナ大阪市城東区」では、障がいを抱える当事者の方の「一人暮らし」をサポートいたします。

収納付きのシンプルな「ホワイトベッド(すのこタイプ)」、在宅ワークに最適な「省スペースデスク」、32~40インチの「スマートテレビ(チューナレステレビ)」など、快適な一人暮らしを支える家具・家電付の障がい者グループホームです。

お部屋に備え付けてある家具や家電、日用品はすべて初期費用無料でご提供しておりますので、引っ越しの費用を抑えつつ、新生活をはじめることができます。

障がい者グループホーム「レフィナ」が運営しているグループホームは「レフィナ関目」「レフィナ森小路」の2棟があり、今後も旭区の周辺で新規グループホームの開所予定がございます。

「レフィナ森小路」につきましてはご好評につき満床となっておりますが、お問合せをいただければ、空室が出た場合や新規グループホーム開所の際にご連絡が可能です。

また「レフィナ関目」については、現在も空室が2室ございますので、すぐにお部屋をご案内できる状況です(2024年7月時点)。

「レフィナ」への入居を希望される場合、大阪・北浜にある「北浜NKビル」の5Fにてモデルルームの体験利用や、グループホーム現地見学の予約を受け付けております。

いずれも無料でご予約いただけますので、ご興味のある方は下記のボタンをクリックして、問い合わせフォームよりご連絡くださいませ。

「お名前」「電話番号」「メールアドレス」を記入し、お問合せ内容に当てはまるものにチェックを入れて送信するだけで、お問合せが完了します。

※お問合せ内容の確認後、担当者より折り返しにてご連絡いたします。

「大阪市内で一人暮らしをはじめたい」とお考えの障がい当事者の方は、ぜひ「レフィナ大阪市城東区」までご相談ください。

事業所ニュース