障がい者グループホームから別のグループホームへ転居する方法
「障がい者グループホームを探しているけれど、なかなかいいところが見つからない」とお悩みのことはありませんか?
なかには、いまも障がい者グループホームに入居していて、入居先が合わないので「別のグループホームへ移りたい」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
今回は「自分に合った障がい者グループホームの見つけ方」と「別のグループホームへ移りたいときの手続き」についてまとめました。
これから障がい者グループホームを探す方や、べつのグループホームへ転居したい方にとっての参考になれば幸いです。
それでは、一緒に見ていきましょう。
目次
障がい者グループホームには相性がある話
障がい者グループホームの利用にあたっては、施設との相性がある話をご存じでしょうか。
障がい者グループホームへ単身入居すると、これまでの慣れ親しんだ環境を離れ、戸建て住宅・マンション・アパートなどで、他の入居者との共同生活を送ることになります。
実際に現地のグループホームで1週間~2週間ほど生活してみて、「このグループホームは自分には合っていないのでは?」と感じる場面が時折あるかもしれません。
障がい者グループホームは施設ごとに、お部屋の設備や施設内ルールが異なっていて、場合によっては適応が難しかったり、世話人の方と信頼できる関係性が結べないケースもあります。
そういったときには、べつの障がい者グループホームへ転居するのも一つの方法です。
自分に合った障がい者グループホームの見つけ方
入居先のグループホーム施設との相性をチェックするときのポイントは、大きく分けて4つあり、
②世話人やグループホーム担当者との関わり
③グループホームの施設内ルール
④グループホーム利用料と提供サービス
になります。
この4つの基準に照らし合わせてみて、滞在先のグループホームとの相性をチェックしてみましょう。
①お部屋の住環境
障がい者グループホームで生活する上でまずチェックしたいところは、グループホームのお部屋の住環境です。
たとえば、精神障がいをお持ちの場合、室内にいるときの周囲の騒音が許容できる範囲か、チェックしてみましょう。
とくにマンション・アパートなど、ワンルームタイプの障がい者グループホームの場合、施設利用者とは異なる一般の方が、お部屋の上下左右に入居されていることがあります。
とくに物音に過敏に反応しやすかったり、対人関係が苦手な方の場合、「騒音トラブル」により容態が悪化する場合があります。
お部屋が合わないと感じたら、すぐにグループホーム担当者や世話人の方に相談してみましょう。
たとえば、障がい者グループホーム「レフィナ大阪市城東区」では、お部屋に空室があれば、「レフィナ」のグループホーム間で「お部屋の移動が可能」です。
グループホーム内のべつのお部屋や別棟へ移ると、周囲の環境が変わって適応しやすくなるケースもございます。
また従来型のグループホームである「戸建て住宅での共同生活」が合わないと感じる方へ「レフィナ」では大阪市内(城東区・旭区)のワンルームタイプのお部屋をご提供しています。
大阪市内や市外からの転居も歓迎しておりますので、いまのご滞在先が合わないと感じている場合、ぜひ「レフィナ」までご相談ください。
なお、障がい者グループホーム「レフィナ」へは、多数の見学のお申込みをいただいておりまして、満床となり次第、募集を締め切る場合がございますので、ご留意いただければ幸いです。
②世話人やグループホーム担当者との関わり
「障がい者グループホーム」が、一般の賃貸物件と違うところは、身の回りのお世話をする「世話人」やグループホーム担当者との関わりがある点です。
障がい者グループホームの世話人や運営元の担当者は、入居者に対して福祉事業として献身的なサポートを行います。
通常の賃貸契約では、基本的にお一人の生活で支援はありませんが、障がい者グループホームでは、こまやかな生活支援を受けられるメリットがあります。
その一方で、グループホームにおける支援の中心は「対人支援」で、入居者のお困りごとの聞き取りや体調確認など、グループホーム職員と応対する場面が増えます。
職員は障がいを抱える方に可能な限りの配慮を行いますが、対人支援である以上、世話人の方と性格が合わなかったり、担当者との応対がうまくいかないケースもあります。
仮に、日常的に関わる職員やグループホームの運営元と良好な関係を築けない場合、グループホームでの暮らしが窮屈なものになってしまうため、べつのグループホームへの転居を検討してみましょう。
③グループホームの施設内ルール
障がい者グループホームで生活する場合は、グループホームの施設内ルールを守って暮らしていただくことになります。
たとえば「他の入居者のお部屋に無断で訪問しない」「1日以上の外泊の際は申し出る」など、入居先のグループホームごとに異なる「施設内ルール」があります。
こうしたグループホームの決まり事は、入居者の方が安全に暮らせるように定められていることがほとんどです。
グループホームによっては「17~18時までの門限」や「消灯時間、洗濯・入浴など共有スペースの使用時間」が決められていることがあり、ご自身のライフスタイルと合わないケースもあります。
障がい者グループホーム「レフィナ」では、ワンルームのお部屋で「一人暮らし」と同じように生活していただくことができます。
「レフィナ」での暮らしは「共有スペース」ではなく、ご自身の「専有スペース」となりますので、消灯時刻や洗濯・入浴の指定時間はございません。
門限に関しても厳密な決まりはなく、ご自由に外出が可能です。なお、日付を跨ぐ外泊(1泊2日以上)の場合は、職員まで事前にお申し出いただきます。
22時以降の深夜帯の外出は禁止ではありませんが、職員の対応時間外ですので、街中でのトラブル防止の観点からおすすめはいたしません。
夜間の外出は、緊急時の場合や、近所のコンビニへの買い出し程度に留めておきましょう。
また翌日の日中活動先の業務(就労A型、障がい者雇用など)に支障がでないように、生活リズムを整える利用方法がおすすめです。
「レフィナ」であれば、ご自身の生活ペースを守りながら、大阪市内のワンルームで気兼ねなく暮らすことができます。
④グループホーム利用料と提供サービス
障がい者グループホーム、とひと口に言っても、利用料金の設定はピンキリです。
一般賃貸の相場価格よりも遥かに安い場合もあれば「普通に部屋を借りるときよりも高いのでは?」という価格設定の場合もあります。
障がい者グループホームの利用料は、通常の賃貸相場よりも安くなることがほとんどですが、なかには職員のケア体制やお部屋の設備が充実しているために高額になっているケースもあります。
障がい者グループホームの月々の生活費を、作業所の工賃や給料、障害年金などから無理なく支払えそうか、チェックしてみましょう。
近年のニュースでは、関東圏で障がい者グループホームを大規模に運営していた団体が、利用者から「食材費を過大徴収」し、障がい福祉サービスの報酬を不当に請求していたことが明らかとなりました。
悪質なグループホーム運営団体の場合、グループホームの利用料金と提供サービスが明らかに釣り合わなかったり、水増しで請求されている事例もあります。
滞在先のグループホームでサービスの提供内容に違和感を覚えたり、利用料金の設定が高すぎる、と感じた場合は、すぐに別のグループホームへ転居する手続きを行いましょう。
べつの障がい者グループホームへ転居するときの手続き
既に入居している障がい者グループホームから、べつの障がい者グループホームへの転居を考える場合、転居の手続きそのものは難しくありません。
障がい者グループホームに入居した時点で、「障害福祉サービス受給者証」の交付と「障害区分認定」は既に完了しています。
そのため、滞在先のグループホームからの退去、引っ越し先の障がい者グループホームとの入居の合意が得られれば、引っ越しが可能です。
手順としては、
②転居先グループホームで体験入所・現地見学
③役所で転居先グループホームの利用申し込み
になります。
①滞在中のグループホームで退去手続き
現在、お住まいのグループホームから引っ越したい場合には、滞在中のグループホーム職員に退去の相談をします。
ほとんどのケースで引き留めにあうことが予想されますが、退去の意思が固いことを伝えましょう。
のちほど後述しますが、この時点で次の入居先のグループホームとの入居の約束を取り付けておくと、退去のための意思表示として役立ちます。
退去手続きを行う1~3ヵ月ほど前から、次に入居したい障がい者グループホームを探しておくとよいでしょう。
多くの障がい者グループホームでは、利用者の募集を行うため、当日~2週間程度の体験利用や現地見学を受け付けています。
障がい者グループホーム「レフィナ大阪市城東区」では、大阪・北浜の「NKビル5F」にてモデルルームの体験利用が可能です。
「レフィナ」への入居を検討中の方は、グループホーム現地でのご見学のあと、希望のお部屋にて体験利用(宿泊)も可能となっております。
グループホームの空室状況は、時期によって変動します。人気のグループホームはすぐに空室が埋まってしまうので、空きが出ればチャンスです。
他のグループホームからの転居も、ぜひお気軽に「レフィナ」までご相談ください。
②転居先グループホームで体験入所・現地見学
自分に合った障がい者グループホームを探す上でのポイントは、現地での見学や体験利用を行っておくことです。
転居先のグループホームの情報収集を入念に行った上で、入居を決めましょう。
障がい者グループホームの情報は、グループホームの運営元の公式サイトやSNS、グループホームの比較サイトから得られますが、それらは入口に過ぎません。
現地へ足を運んでみると、インターネット上のテキストや画像からは得られなかった、実際の施設の雰囲気や、お部屋の様子を知ることができます。
またグループホームのお部屋を見学する際に、グループホームの担当者や世話人と挨拶する場面もあるかもしれません。
グループホームに入所すると、職員とは日常的な関わりを持つことになるので、人となりや応対をみて、信頼できそうか確かめておきましょう。
書面で見たグループホームの間取りと、現地のお部屋が異なっている場合もあるので、賃貸物件の内見と同じく、入居したいと思える部屋かどうか、チェックするのがおすすめです。
グループホームの見学は当日のみでも、数日~2週間程度をお試し期間として体験利用(希望のお部屋で宿泊)できるグループホームもあります。
引っ越しの前に希望のグループホームで体験利用を申し込んで「ここがいい」と思えるところが見つかったら、本格的に転居手続きをはじましょう。
③役所で転居先グループホームの利用申し込み
滞在先のグループホームで退去の合意が取れ、転居先のグループホームに入居希望を出したら、役所で新しいグループホームの利用手続きを申し込みましょう。
お住まいの自治体の窓口(大阪市の場合、区役所の福祉課)にて、入居先のグループホーム変更手続きを行います。
お手持ちの「障がい福祉サービス受給者証」や「障がい者手帳」を持参し、グループホームの変更に必要な書類を記入しましょう。
引っ越し先のグループホームのパンフレットなどを貰っておくと、役所の窓口の方に説明がしやすくなるので、担当者から貰ったパンフレットや資料を窓口で提示するのがおすすめです。
お住まいの自治体から利用開始の許可が降りたら、引っ越しを行い、グループホームの移動が完了します。
ほかの障がい者グループホームからの転居も「レフィナ」におまかせ!
いまご自身が滞在されているグループホームが合わないと感じる場合は「レフィナ大阪市城東区」にぜひご相談ください。
お問合せをいただければ、現在、空室となっているお部屋の状況をご案内することも可能です。
「レフィナ大阪市城東区」は、大阪市内で「一人暮らし」をしてみたい障がい者の方に、とくにおすすめのグループホームとなっております。
現在(2024年8月14日時点)、城東区の「レフィナ関目」と旭区の「レフィナ森小路」の2棟を運営しており、2024年秋ごろには新森古市のエリアで新規オープン予定がございます。
シンプルな「ホワイトベッド(すのこタイプ)」、在宅ワーク用の「デスク」、便利な「32インチ スマートテレビ」など、お洒落な家具・家電付の障がい者グループホームとなります。
「レフィナ」は全室ワンルームタイプですので、ご自身の生活スペースを確保した上で、一人暮らしの生活を満喫することができますよ。
モデルルームの体験利用・レフィナの現地見学のお申込みは、下記のボタンフォームよりお問合せいただけます。
「お名前」「電話番号」「メールアドレス」を記載し、問い合わせ内容にチェックを入れるだけでカンタンにお問合せができますので、お気軽にご連絡くださいませ。
「大阪市内で一人暮らしをはじめてみたい」障がい当事者の方のご応募を、心よりお待ちしております。